田峰城 その4
田峰城の続きです。
御殿です。
平成年に復元されました。
発掘調査に基づいて復元したのではなく書院造りの建物として建てられました。
内部です。
床の間です。
広間です。
欄間は筬欄間風。
上段之間です。
なんと鍵上段になっています。
鍵上段は聚楽第などに採用された特別な間です。
復元された熊本城の本丸御殿の昭君の間でも有名です。
そこでよくよく田峰城の御殿の間取りを見てみると聚楽第の指図とも言われる匠図に基づいて復元されているようです。
中門や色代、車寄せしっかり作られています。
なんとご丁寧に上上段の間まであります。
これにはビックリ。
田峰城で上上段の間には誰が座るのでしょうか。
本来は兜などはここには飾らずに御殿飾りをして、武家の人形を並べると立派だと思う。
御殿の中門。
田峰城の御殿は模擬復元ですが、聚楽第を模した上上段や鍵上段の間を備えた古式ゆかしい間取りなので、そういう意味では必見ですね。
もうすこしそのあたりをアピールすれば観光客も増えるのでは。
(終わり)